同世代の「彼女たち」を撮るプロジェクト。
今回の被写体はイラストレーターの足立 明里さん。
彼女の作品を背景にどこか幻想的なポートレートを目指しました。
明里さんの絵にはたくさんの動物が描かれています。
彼たちは一緒に泣いてくれたり、優しく見守ってくれたり、ずっとそばに寄り添ってくれる存在。
傷ついた人たちにとって、優しい避難場所のような絵です。
象徴的な動物を被写体に選んだこの作品は、私もお気に入り。
例えば雄ライオンは、いつか来る別れを予見して。いつ何を無くしても、手放す勇気を象徴しているとのこと。
雌ライオンには、よく見ると苔が生えています。ずっと見守り続ける覚悟をイメージさせるかのよう。
明里さんは色々なところで展覧会を開いて活躍中。
優しいフィクションの中の、まるで隣人のように親しみやすい絵画たち。ぜひご覧ください。